「サーチルアー」が決まる瞬間をみたい
という訳で
先日、ビールの下位互換である発泡酒の下に属する、もうなんかよくわからんビール風な金色をした飲み物をゴクゴクと飲みながらYouTubeを眺めていたんですよ。
だって1本 78円ですって!奥さん!
近所のスーパーのぞいたらビックリギョーテン!そりゃしこたま買い込んで、夜な夜な飲んじゃうよねー!
それでYouTubeとxvideoを行き来しながら、迷ったあげく、YouTubeを選びバス釣り動画をみていたんですよ。
すると画面の中のバスプロがこう言うんです!
「はじめてきて、地形とかベイトの大きさがわからない時は、まずオレはこのスピナーベイトを投げてサーチする!」
グビグビ飲みながらみていたわたくしの動きがピタっと止まったのよ。
なにそれ、かっこいい!
だって、このプロはサーチするルアーをスピナーベイトって決めてるんだよ!しかも種類までも!たぶんどんな場所でも、初めて行く場所はまずそのスピナーベイトを投げて確認するってことを。
Wikipediaで調べるとこんな感じ。
まさにバスがどこにいるかを探す為の重要なお仕事。それを必ずスピナーベイトって。
うらやましい
まず、サーチするルアーを決めちゃってるのがうらやましい。そりゃわたくしもバス釣りやってますから、サーチぐらいはしますよ。
まぁサーチというか朝イチ投げるルアーのことですが。だけど「こいつの全てを信用してサーチする!」なんて信頼できる相棒なんておりません。
そもそもわたくしのサーチレベルなんて
サーチ(アダルトビデオ)ぐらいなもんかもしれないけど。
わざわざ赤字で書いてあるなんて、重要なアダルトビデオなのかしら?こんど調べよ!
で、思ったんですよ。このプロはいつ、そのスピナーベイトをサーチするルアー、つまりサーチベイトにしよう!って決めたんだ?と。
ルアーといってもクランクベイトやらシャッドやら、ミノーやらポッパーやらバズベイトやらビックベイトやら色々ある訳。バイブレーションもあるか!
スピナーベイトにしても同じメーカーの中でも色んな種類が出てる訳で、その中でもそのスピナーベイトに決めた理由ってなんなんだろ?
ある日、投げててビビってきちゃった訳?そうだこいつを初めて来た場所で投げよう!とか。もしくは見た瞬間にこいつに決めた!とか。
みんなも実は言葉に出さないだけで、決まったサーチするやつが決まってるんじゃないか?わたくしが中学の授業をサボって鯉釣りをしていた時に授業でサーチベイトとは何かとか教えてもらってたんじなないのか?
こうなったらいっかいタックルボックスをひっくり返してみよう!
まぁ実際ひっくり返すと大変なことになるんで「サーチ」「サーチ」と言いながら相棒になりそうなやつを探してみたんですよ。
だけどいつも一発目に投げるとなると、決めることなんて出来ない!チャターベイトは一時期ハマって相模湖でよくなげて釣れてたんだけど、寒くなると一切釣れないのよね。おしい!
クランクも好きなんだけど、まったくしらない場所でいきなりクランク投げて根がかりしたら凹むし、いっその事ことルアー占い師とかに頼んで「あんたのサーチルアーはこれよ!」とか決めてくれないかなー。
でもヘドンのペンシルよ!って言われたらキツいか笑 しかも透明なやつ。ヘドンのペンシルが釣れないって訳ではなく、メンタル的にキツい笑
そもそもサーチベイトの定義ってあるのかしら?とYahooさんに聞いてみよう!
さすがインターネッツ!誰かがこんな事を記事にしてくれていた!根掛かりが少なく、レンジをとれて手返しがよいとな。
それ、
スピナーベイトやん!
間違いなくスピナーベイトやん!
少なくともヘドンのペンシルじゃない。トップだから浮くからレンジとか関係ないし。
じゃあスピナーベイトかーと思い、よく使うノリーズのスピナーベイトを眺め、多摩川で投げるイメージをする。
うん、釣れるイメージがわかない笑
多摩川はスモールマウスだからか、じゃあ弁慶ぼりでイメージ。
うーん。びみょう?笑
強すぎない?そんなことはない?
じゃあ相模湖!
まーありあり。よくやってるし。
大体どこでも使うってむずくない?そうとう信頼しないと。そう考えると、YouTubeでみたプロは頭の中に稲妻でも走ったんだろうな。
サーチワスピナーベイトツカイナサイ
ソウスレバヒーローニナレルヨ
知らんけど。
色々考えてみたけど「サーチルアー」を決める事は難しい。どこでも信頼できる相棒を見つけることを考えながら、これから釣りをしてみよう!
そんなことを思いながら、先ほどのプロの別動画を見てみました。
「いやーここは初場所なんで、まずはダンクル‥‥」
おいおい、話が違うじゃねーか!
色々考えた時間を返してくれよ!
以上!
ワームもあるけど、スピナーベイトってことでハードルアーオンリーと考えよ
5月の出来事
という訳で、
長い話いろいろな事がありますよね。
いろいろに関してはYahooニュースとかGoogle先生にでも質問してくれれば最近の状況はすぐにわかりやすく説明してくれます。
わたくしはというと、テキトーに過ごしテキトーに生きております。
普段やらない仕事をしてみて感動してみたり、掃除をいつもより丁寧にしてみたり、いつもより家で作るアルコールを濃くしてみたりと冒険をしております。
さて、春は終わりました。もうすぐ夏がきます。こうなったら春はくれてやるよ!夏はわたせねーぞってなりますよね。
朝イチのトップやカバーに打ち込んでみたり、夕方のワンチャンを狙ったり。
そんなこんなで、自己新記録を更新しました。
もちろん多摩川でのスモールです。
ようやく多摩川での釣りも慣れてきた気がする今日この頃です。
結局、やってることは荒川の時とたいして変わらないという笑
多少、住んでいる川は違えども本能は同じスモールマウスってことですかね。それにしても、難しい。地合いというか、タイミングというか。
一応、釣れた時間帯だけはメモしてるんですけど、それを外すと本当に釣れない。釣れなくはないんだけど、サイズが小さい。
多摩川の達人たちと出会うチャンスが何回かあって話し込むと、みんな地形やら時間帯とか詳しい。
スゴイよまじで。いったい何日通ってんだよ!って思いますもん。小学生の塾レベルですやん。
多摩川スモール塾
うん。つまらねー笑
これからくる暑い日々。また真っ黒になり汗を垂らしながら竿を一心不乱に振り続ける日常がやってきます。
今年の夏はきっと最高の笑顔をつくろう!
だって、みんながんばったじゃん!
11月17日の出来事【多摩川】
という訳で
喰わず嫌いって言葉があるじゃないですか。
世間一般で「おいしいよ!」とか「これは宝石箱やー」とか言われているものでも何となく食べずにきたもの。
わたくしは、寿司がすきなのですが、しゃこだけはずっと食べずに生きてきました。だってグロいじゃないですか。あと素直に見た目。
エビみたいに艶々感もなく、生命感も足りない感じ。わざわざ、しゃこを食べるならボタンエビでも食べようかしら?となる訳ですよ。
ただこの前、寿司やで(もちろん回らないとこ!)勧められて食べてみたんですよ。すると「うまい!もっと早く食べていれば良かった!」とわざとらしいぐらいの感想が、するすると口から出てきたんですね。
そこで板前さんに「喰わず嫌いは良くないですよー」と三回抱かれてもいいぐらいの笑顔で諭されたんです。
そこで冬の川でブラックバスを釣った事がないわたくしは「どうせ釣れないからやめておこう」という行かず嫌いという気持ちを改心して多摩川にテクテクと向かったのです。
この日は晴天、少し風が吹き水面をざわつかせるぐらいの天気。手にはスピニング一本。
何週間か前にあった地獄のような世界はなく、いつもの多摩川。
水の濁りは消え、穏やかな世界を僕に見せてくれる。まずはスピナーを取り付けキャストする。
キラキラとブレードを回し魚へのプレゼンテーションを開始。そして回収。これを何回か繰り返しあらためて川の様子を見る。
普段、寒くなっても鯉ぐらいは泳いでいるこの場所に、何もいない。小魚どころか鯉までいないなんて初めてじゃないか?
さらによく見るとテトラポットが組まれている場所まで、砂が入り込み足がすぐにつきそうになっている。
「地形がだいぶ変わったなぁ。」
あらためて感じる水の強さと怖さ。どれだけのものが流されてきて流れていったのだろうか?
スピナーからゲーリーヤマモトのイモへチェンジして流れの中へキャスト。コロコロと転がる感触を感じながら、様子を伺う。
沖の方もだいぶ浅くなっているようだ。
この場所の地形はだいたい頭の中に入っている。バスのつきそうな場所も把握しているはずなんだけど、今まで感じなかった岩みたいな石なんかにところどころ引っかかり、狙っているところに何もない状態。
そして、魚の気配は全くなし。
しょうがないので、テクテクと下流方面へ歩いていく。堰の周りは深くなっているから、少しはましなんだろうか?
だけどもテトラポットが深く並んでいた場所にも砂などが入り込み同じ状態。これじゃあ回遊してくるバスが入り込む隙間もないなぁと考えながらさらに歩いて堰の方へ。
テトラポットが少しずつ数が減り、水深が深くなっていく場所。少し遠投し、水の深さを確かめる。
ラインがゆっくりと沈み少しピンと張る。底についた合図だ。ただいつもよりだいぶ早く、その合図はきた。
ここにも砂などが流れ込んできたのだろう。
果たしてこの状況でブラックバスはどこにいったのだろうか?まったくイメージができないまま時間だけが過ぎていき、早くなった日没はすぐにやってきた。
冬の川は釣れた事がないが、この状況はまったく別のものだった。
実はこの日でこの場所をホームポイントにすることは最後になる。来ることはあるかもしれないが、違う場所へ行かなければならない。
最後にここで釣りたかったけど、ドラマみたいにうまくはいかないなぁと思いながら帰るのでした。
さらば稲田堤!
冬の釣りを考えてみたりする日
という訳で
気がつけば季節はあっという間に流れ、仕事を終え、喉を鳴らしながらグビグビと金色の飲みものを胃に流し込み、「ぷファー」とか漫画の擬音になりそうな声をあげて「今日も一日おつかれさん!」とか言っていた季節も終わりを告げましたね。
これからは、人肌ぐらいに温めた熱燗の季節が近づいてまいりました。
「でーこんと卵!」とか言っちゃったりして、シミジミと深い酔いを楽しむ季節。
みなさん冬は好きですか?
わたくしは嫌いです。動くのが面倒になるし、厚着して重くなるし、なにより寒い!笑
ヒートなんちゃらを着てみてもたいして変わらんよなぁとか思いながら、マフラーをグルグル巻きにして風が首から入ってこないようにしたりと面倒な季節ですよね。
ただし、釣りは別です。
ブラックバスという魚を釣る楽しみは冬こそ最高と考えています。
大事なんで、もう一度言います。
「冬こそ最高!」
朝、始発にのり電車で向かうのは相模湖。駅に着くと歩いてボート屋まで。まだ薄暗い中をテクテク歩く。ワクワクした気持ちを抑えながら。
水面は湯気みたいにモクモクと白いカーテンが湖を包みこみ、幻想的な雰囲気を作り出している。
ボートに乗り込み準備を始める。タックルの数は夏に比べれば多くはなく、スピニングを二本、ベイトを一本。実際これでも一本多いぐらいだ。
ただし、冬には大事な道具が一つ増える。それは地形を見たりワカサギの位置を確認する為に使う魚群探知機。
もちろん冬以外の季節にもあったことにこしたことはないアイテムではあるけど、魚を見つけなければならないという大事な作業が必要になるこの季節では、重要なセンサーだ。
魚群探知機といってピンからキリまであって、僕が持っているのは、ピンだかキリだかわからないけど、deeperという決して本格的ではないやつ。
本格的ではないと言うとdeeperがダメなのか?という事になるけど、決してそんなことはなく、地形の確認、水深、水温などがちゃんとわかるし、魚の反応も返ってくる。
では、何が本格的ではないかというと、いわゆるプロの大会でプロが使っていないということだけだ。そこを基準に考えてみると、本格的ではないという言い方になるのかな?
だけど僕はプロではもちろんないし、最新の探知機があったとしても、使いこなせないから、たいして釣果は変わらないだろう。だから僕にとっては本格的なセンサーなのかも知れないけどね。
deeperとタブレットに電源を入れると、凍えるような水温が表示される。まぁわかりきってはいるんだけど。
そこから長い一日が始まる。冬にブラックバスを釣るという行為は一つのプレッシャーから解き放たれ、ある意味フリーダムな世界だと思う。
必ず釣らなければならない。
ハイシーズンだと自分以外のボートが湖にたくさん浮き、インターネットの釣果情報も毎日更新される。
心のどこかで考えてしまう、必ず釣らなければならない。知らず知らずのうちに自分にプレッシャーを与え、焦りが生まれたりする。
しかし冬は違う。釣れなくて当たり前。釣れたらラッキー!ぐらいな気持ちでルアーを投げ続けることが出来る。
そりゃ釣れることに越したことはないけれど、冬のブラックバスはそんなに甘くはない。
だから楽しい。
自分と魚と自然に真正面から向き合う事ができる。と、僕なりに思う訳ですよ。
スピニングロッドには、ダウンショットとスモラバ。ベイトロッドにはジャークベイト。
朝イチは魚探でワカサギなんかが浮いている事が確認できたら、ジャークベイトで探る。これがたまにハマり、40アップなんかを連れてきてくれる。ハマる事の方が少ないけどね。
日が昇り気温が少しあがってくると、魚が動き出すかな?なんて期待するけど、そんなことはあまりなく、地形を確認しながら持ち替えたスピニングでダウンショットを落とし込む。
立木なんかあれば念のためスモラバで誘ってみる。まぁ反応はないけど笑
基本、魚探で地形を見ながら「暖かくなったらこの場所はいーな。」とか「新しいストラクチャー発見」とかブツブツ独り言を言いながら、未来への希望を見つける作業。
そして保温されて、まだ暖かいコーヒーをボートの上で飲み、身体をリフレッシュさせる。吐く息は白く、新しい雲を作り消えていく。
湖面に視線を落とすと澄みきった水のお陰で、偏向サングラスを通し底の方までよく見える。
そう、冬は水がとても澄んでいるんだ。それはプランクトンかなんかがあまり発生しないとかとの理由で綺麗な水だったかな?
まぁ理由なんてなんでも良かったりするんだけど、その場に浮いているという時間を雰囲気を楽しみ、ただ竿を振る。
最高の時間だ。
そして気がつけば、日が落ち始め辺りが薄暗くなるころ、ボート屋まで戻っていく。
「どう?釣れた?」
「いやーきびしいですねー。」
そんなやりとりをしながら片付けをして、帰路に着く。何も釣れなくても、何故か心は暖かくなり、釣りって楽しいなぁとか勝手に思ってしまう。
それは何を使ってどう釣れたとか、どのポイントが良かったとかじゃない、不思議な楽しみ方。ただ釣りをしたいからその場いた日の充実感。
冬は釣りの奥深さを教えてくれる大切な季節。
そんな言い訳をして今日もデコるのでした笑
さて、次はオカッパリかなー。多摩川ででも。
そういえば、冬に川で釣ったことないんだった!
10月13日の出来事【豊島園】
という訳で。
最近の異常気象にびっくりして、多摩川の水位情報とにらめっこして念のためライフジャケットを取り出したりしてました。
みなさん無事?
次の日の多摩川を見て唖然となり、無力感いっぱいで立ちすくんでいる横をカップルが動物園の猿とかライオンとかキリンをみるようにキャッキャッいいながら通り過ぎるという世紀末感。
閣下のコスプレじゃなく、ビビりなわたくしはライジャケ腰に巻いて様子を見にいったっちゅーうねん!
デス声でハイトーンヴォイス響かせちゃうぞ!
茶色くなった多摩川を見ながら「そうだ!豊島園行こう!」と意味不明なことを思い、部屋に帰りゴソゴソと押し入れというクローゼットの中から、トラウト用に分けてあるケースをカバンにいれ、京王線と大江戸線を使い一路、豊島園へ!
10月頃から人気のなくなったプールでは、水着ギャルではなくレインボーとかブラウンとか言われるトラウトがプールに放たれます。
わたくし的には水着すら着ないギャル達が放たれる方が良いんですけどね。ルアーは諭吉使って釣れ放題!
タイガーウッズとかならやりそうな話ですわ。
どうでもよい話は置いといて、豊島園に着くと幸せいっぱいなファミリー達が眩い光を釣竿をもったわたくしに浴びせてきます。
孤独な釣り人ってツライ。
着いたのが夕方だったので3時間券でまったりと楽しもうとプールへ向かうと予想外の人・人・人!
3000円ぐらい払っちゃったので入れる場所を探し、なんとか割り込む笑
とりあえずスプーンをつけて投げるとトラウトがワラワラと追ってくるのが見えテンションが上がります。
何投かするとコツンとあたりがありヒット!
だけどすぐにバレてしまった。
管理釣り場ではバーブレスなんで上手くやらないとバレるんですねー。トラウトの口は柔らかいですしね。
優しくするのは女性に対してだけじゃないぜ!
ひょいひょいと投げて、トラウトの細かいあたりをとりながら、何匹か釣り久々の魚の引きを楽しませてもらい休憩。
いったん場所を離れると、すぐに誰かに入られてしまうので釣る場所がなくなる笑
ベンチに腰掛け周りをみると、釣ったトラウトを捌く場所とバーベキューみたいに焼ける場所があり、ファミリーとか仲間うちで来た人達が盛り上がってます。
処刑場と火葬場みたいな、よく考えたらカオスな世界。
「どっかでお会いしませんでしたか?」
すると急に女子に話しかけられます。
逆ナンですか。イケメンを帽子で隠してたつもりなんだけど、バレちゃうよね。やっぱりオーラが違うもんね。
MMKですわ。
MMKってなんですか?って?
M モテて
M モテて
K 困っちゃう
野暮なことを聞いちゃあきまへんでお兄さん。
それで声の先に視線をむけると、ストレートの髪を肩あたりまでおろした笑顔が素敵な女の子。
ん?女の子?
「今宵は月が綺麗ですね。」
そう言いニッコリとした女の子。
ん?女の子?
ジーンズに花柄のワンピースをあわせて微笑む5歳ぐらいの女の子。たしかに今日は最悪だった前の日からうって変わって月がよく水面に映るロマンチックな夜。
5歳ぐらいの女の子にも魔法がかかり大人びたセリフを口に出したくなるのかしら?今宵なんて言葉を使った事はないなぁと考えていると、女の子は再び「どこかで会ったことなかったかしら?」と聞いてくる。
「たぶんないんじゃないかなぁ?」
女の子に引っかからないようにロッドを移動させながら返事をすると「そうですか、気のせいでしたかー」と笑いながら丸く円になっているベンチを小走りで一周まわり戻ってくる。
「今日はタッチダウンフェスティバルだから間違っちゃったのかも」
タッチダウンフェスティバル?
あれかーラグビーワールドカップのことか。
「今日は日本が勝ってパパの機嫌がいいの!」
ラグビーの事を知らないわたくしは、そうか勝ったんだねーとかすごいねーとか相槌をうちながら、時計をみると、6時ぐらい。
あと1時間ぐらいできるなー
「まだ釣りをするんですか?」
「もう少しだけしよっかな。」
そんなやりとりをしてプールに戻ろうとすると最後に女の子が「タッチダウンフェスティバル!」と言いながらベンチを何度か周り、手を振って見送ってくれる。
「がんばってねー」
最後に元気がでる言葉をかけてくれながら。
あたりもすっかり暗くなり、ライトと月の光に照らされ、人もまばらになったプールサイドに戻り、ロッドの先についたスプーンを取り外す。
暗くなったから、カラーチェンジをしようとケースを漁ってみる。さっき女の子が言った「今宵は月が綺麗ですね。」を思い出して裏側がキラキラした月の光のようなスプーンを取り付けて、ニヤッとしてみる。
ロマンチックな気分も悪くない。
もちろんプールへキャストしたスプーンは2、3投目で気ままに泳ぐトラウトのお目にかかり、ヒット。
月の光をバックに水面を騒がせながら用意していたタモの中に吸い込まれ、この日最後の魚となりました。
帰りにコンビニで金色の飲みものを買い、喉を潤して気分良く家に帰りテレビをつけてみると、ちょうどラグビーの試合が終わった直後のようで、日本代表のハイライトが各チャンネルでやってました。
試合終了直後?
あれ?さっき今日は勝ったから気分が良いとか言ってなかった?まだ試合も始まってなかった時間じゃん。
未来から来た妖精にでも会ったのかな?
まぁいっかー!
だって今宵はタッチダウンフェスティバルの日だしね。難しく考えるのはやめておこう。
コンビニの袋に残っている缶を手にとり、プシュっという気持ちのいい音を聞き、秋の夜長を楽しむのでした。
多摩川ノック2019パート2
という訳で
キンキンに冷えたビールを昼間から飲み、ダラダラといつもお世話になっている釣り道具たちのメンテナンスでもして、次に釣りに行く時はなにしよっかなとかニヤニヤしていたい季節ですね。
まぁ、そんな有意義な時間があるなら、釣りに行っちゃうんですけどね。
結局、当日はグリパンのカットテールを投げてますわ。
多摩川ノック続き
さて、多摩川ノックの続きになりますが、当初予定していた8月7日から8月10日の多摩川ノックですが、9日が行く事が出来なくなり、10日の1日のみになりました。
けっして、飲み過ぎて二日酔いという訳ではないです。
【8月10日】
多摩川ノック最終日
— 釣り大作戦 (@tsuridaisakusen) 2019年8月9日
いくぜ!
しかし人多いなw pic.twitter.com/cP4GYW56FQ
朝の6時ぐらいに多摩川へ到着。
しかしすでに人、人、人 。
みんな暇なの?ってぐらいの人の多さ。
いったい何時から集合してるんだよー笑
もちろん、入りたいなぁと思っていたポイントは入れず、テトラ帯へ移動して沖に向かいライトテキサス。リーダーは若干長めにし投げたらステイ。少したったらズルズルとゆっくり引いてくる。
投げたらステイ。ズルズル。
投げたらステイ。ズルズル。
投げたらステイ。ズルズル。
うん。なんもないw
どうしよっかなーっと思っていると、テクテクと兄ちゃんが歩いてきて「釣れますかー?」とお決まりの挨拶。「釣れませんねー。」とお決まりの返事。
まぁ大体、話しかけられる時は釣れていなくて困ってるんですよねー。釣れてたら集中して話しかけたりする時間ないですもん。
ところがこの兄ちゃん、おもむろにスマホを取り出し「見てくださいよこれ。さっき釣れたんですよー。35ぐらいあってめっちゃ引きましたよ!」
画面には良いスモールとの写真。もちろんドヤ顔。思わず「なんで釣れたんですか?」と聞くと「K1マックですよ。知ってます?テトラの先で待ち構えてると思って水面直下をゆっくりと引いてくると、ドガっと出ました。テトラに何度も引きこまれそうになって‥‥‥‥」
知らんがなw
プロの解説の様に丁寧に教えてくれました。ありがとうございます。話しかけられて写真まで見せられたのは初めてだったんで、ビックリ仰天でした。笑
でも、知らんがなw
悔しいから今度やろw
堰の下へ!
気がつけば日も登り、いい時間帯になったのと、混み過ぎていたので移動します。堰を越えて下流側へ。
前回、巨大ナマズを釣った場所へ。
堰下ということもあり、流れは強め。
先行者はひとり、ふたりという感じ。
堰の上側とは大違いですね。
そんなに悪くないポイントだと思うんですがねーとか思いながら、まずは前回ナマズを釣ったミドスト。
流れが多少緩んでいるところと、石などを意識して、流していきます。
投げたらチョイチョイ。
投げたらチョイチョイ。
投げたらチョイチョイ。
うん。なんもなし笑
ミドストじゃないかーと、手にとったのは、ブレディ。トレーラーはレッグワーム。
スピナベ感覚で投げていきます。
まぁちっちゃいスピナベみたいなもんだし。
すると、ガツンと重いあたり!
一瞬、ロッドがグイっと引きこまれそうになる。
これ知ってる笑
この感じはアイツや!
ロッドは軽くなり、どうやら口から離したようす。怖かったのであわせてはないです。
ルアーをそのまま巻いていると、ブレディの後ろに巨大な影。ニョロニョロと笑
ここはナマズしかいないのか?
巨大ナマズは怖いので、早まきでルアーを回収。そして場所を変えながら投げていくと、またガツンとあたり。
これもナマズですねー。逃げるように早まきで回収。やはり後ろには巨大な影が!
なんだろ?ナマズに愛されちゃってるのかしら?
その後も下流へ歩きながらひたすら投げていきますが、あたりなし。このあたりに来ると水面が騒がしくピチャピチャと何かが跳ねてます。
一度投げるのを止め観察してみると、鮎のよう。鮎の遡上ですね。誰かのTwitterに今年の多摩川は鮎が多くて、釣れないって書いてあったなぁという事を思い出し納得。
偽物より本物だよね笑
再び堰の上へ!
気がつけば昼も過ぎいい時間に。
堰下に見切りをつけて再び堰の上へ移動。
橋脚へ向かってみますが、人、人、人。
あかんこれ釣れんやつやーと頭をよぎり、テトラ帯に戻ります。太陽もゆっくりと沈みはじめ、影が水面に落ちはじめます。
どうしよっかなぁとシェードになった側のテトラへレッグワームをつけたダウンショットを落としていきますがノーバイト。
ふと足元をみると段差によりわずかに影になっている部分がある。その時、2、3日前にみたYouTubeの映像が鮮明に思い出されました。
これだ!
ダウンショットのシンカーを5グラムに変更して、スルスルと足元に落とします。底をとったら、そのままゆっくりと歩いていきます。
そう、テクトロw
たまたま見ていたYouTubeで今立っている場所からテクトロで釣り上げていた映像を見ていて、へーとか、ホーとかちょっと小馬鹿にしながらみていました笑
まさか自分がやるとは!
藁にもすがるとはこの事!
そして何メートルか歩いていると、コンコンと小さなあたりが!
おもむろに合わせ、一気に抜き上げる!
これが多摩川ノックの成果だ! pic.twitter.com/sR1CPeIU9c
— 釣り大作戦 (@tsuridaisakusen) 2019年8月10日
YouTubeありがとう!
もう小馬鹿になんかしません!
初めてテクトロをして、まさか釣れちゃうとはねー。サイズはともかく助けられましたよ。
といった訳で、多摩川ノックはこれにて終了!
結果は小バスとビックナマズ。
満足できる内容ではないけど、久しぶりにオカッパリで釣りをしたー!ってなりました。
多摩川は難しいというか、今回やった場所ではスモールマウスの絶対数が少ない気がしました。
周りで釣り上げてる光景とか見なかったですし。去年はもう少し良かった気がするんですけど、地形が変わって難しくなったと、現地で話したアングラーさんも言ってました。
だけど魚はいないことはないので、やり込んでみるしかないですね。
それがバスフィッシング!
今回の1番の成果はキャスティングのレベルがあがったこと(釣れなすぎて投げまくったからw)と楽しさを再確認出来たこと!
最後にちょっとカッコいいこと言ったぞと思えたんでビール飲んで次の釣りの妄想でもしましょ笑
ジョイクロ買ったしね笑
多摩川ノック2019夏
という訳で
このブログを更新しない間に時代は変わり、新しい時代へ!
なんてマスコミが騒ぎ立ててみたけど、実はあまり興味なんてなっかったりしませんでしたか?
時代が変わることより季節の移り変わりを気にしている釣りバカは、
「やっと冬が終わって春がきてスポーニングだ!」とか「夏がはじまったからシェードだなー」とか「秋になったらバスが散るんだよなー」とか言ってとりあえずスピナベ投げまくってみたり、「なんか釣りに行ってないのにルアーが増えてる気がする!」とか冬に言ってみたり。
それが釣りバカってもんですよね笑
時代の移り変わりよりも季節の移り変わりを気にする。
文字にするとなんかカッコイイぞ!
そんなこんなで、令和初の夏は多摩川バス釣りノックを行なってます。
ノックとは、まぁ早い話 ぶっ続けで多摩川で釣りをするという、甲子園を目指す球児達が監督のボールをひたすら受け続けるみたいなもんです。
【ルール】
①場所は多摩川のみ
②狙う魚はスモールマウス
③期間は4日間【8月7日から8月10日】
④40アップ釣ったら終了!
以上となります。
4日連続の多摩川釣行って訳です。日焼け止めもつかなー。
それでは1日目と2日目を書きましょう!
【8月7日】
ノックをするにあたってまず選んだのは南多摩駅。ここから歩いて多摩川へGO!
ぶっちゃけ初場所です笑
なんかイイ雰囲気でみえバスもちらほら。これは釣れ釣れの予感がしまくり。手持ちのアイテムはベイトフィネスとスピニングの二本。
しかし浅いなぁ。何しよ?と選んだのは渓流ミノー。これを流れの中に投げてひたすら巻きまくるという作戦。
まぁ何もないですね笑
気を取り直してスピニングを持ちカットテールのネコリグ!これで釣れなかった事はあんまりない!
あんまりですけど。
その、あんまりが出てきて何にもなし笑
あたりもあるけど、明らかに小バスちゃん達。ハニーバニーちゃんってやつですわ。
たまに40アップもちらほら見えるんですが、なにをしても反応がない天才君。
これはランガンだなぁと歩いてみると
こんな要塞みたいな景色があったりしてちょっと興奮!多摩川も奥深いですなー。
そんな散歩みたいなことをしていたら1日目は終了ですわ。結局ノーフィッシュ。
【8月8日】
7日の夜に狛江花火大会をだいぶ遠くから見て、気合いを入れ直し2日目の8日。
前日にデコったので、どうしても魚にさわりたくてengineのlike2インチのダウンショットでスモールget!
ゲッツ!ではありません。
わかってたんだよ君達ってことは。
だってあたりがチョンチョンだもん。ULのロッドがチョンチョンってなる切なさは寂しいよねー。せめてゴンゴンってきとほしいっす。
場所は昨日と同じところ。
足元では、ナマズさんが暑過ぎる夏の休憩をしておりました。バカンスかしら?
そして、この後もハニーバニーちゃん達と5、6匹戯れててアイディーオー。
移動です笑
ホームの稲田堤にもどりひたすらランガン。
ここでも小バスを1匹釣り二ヶ領の堰を超えます。
堰を越える前に釣った小バスちゃんですが深くなっているところでのダウンショットだったので微妙に嬉しかったなぁ。
なんかエモくないですか?
堰を越えて歩くとメキシコですよ笑
さて、流れが速いし何するかなーってとりあえずダウンショットで探っていたんですが、釣れる気がせーへん。しかも引っかかってシンカーをロストしまくるっていう笑
なんかないかなーってバックを漁ってると、engineのlike3インチを発見!またlikeかよという、1人突っ込みをしつつ、流れが強いためミドストをしようとヒラメキ!
そして一投め、その瞬間はきました!
少し流れが淀んでいるところを狙いキャスト。するとグン!と強烈なあたり!一気にフッキング!
「のった!」
思わずでたことば。しかも引きは強くて重い!しかしかけた場所は少し水面より高い。ラインは4ポンド。
抜けるか?危ないか?
抜けるか?切れるか?
ドラグはキリキリとラインは走る。
これはデカイ。ULのレッドも根元からしなる。
間違いない。これは40アップだ。いや50ちかい手応えじゃないか?
はじめて感じるスモール40アップの手応え。
足元を見る。水深は膝ぐらいかな。流れも緩やか。迷わず水の中へ。
膝までつかった足も気にせず慎重にドラグを調整しながら魚を呼び寄せる。
何度も寄せては引かれ寄せては引かれ。
夏の暑さなんてどっかに吹っ飛んだ。
だってこの手応えだぜ?
この瞬間の為に釣り人は朝早くから夕方まで延々と竿を振るんだ。 自分の中で目標を立て暑くても寒くても水辺に立ち、考え投げる。
僕の目標である40アップのスモールマウス。
それが目の前に!
おまえかーい!
ちょっと見にくいけど巨大なナマズでした笑
びっくりするぐらいのナマズ。
怖いわ!
そんな2日目でした。
さーて、明日も多摩川ノックがんばるかなー。
40アップのスモール待ってろよ!